院長挨拶
「町医者」として、一つ一つの繋がりを大切に
この大牟田で医師として働き約30年、町医者にとって何が一番大切なことか、それは「繋がり」を大切にすることだと思います。
今日までこの地でやってこられたのは、「皆さま一人一人との繋がり」「地域との繋がり」そして「スタッフとの繋がり」が、私を、そしてこの病院を支えてくれたからだと感謝しております。
当病院の理念に「町医者」という言葉を使いましたが、この言葉には「地域に根ざし、皆さまにとって身近な病院でありたい」という願いがこめられています。
現在、親子孫3代に渡り診させていただいているご家族がいらっしゃいます。このように何代にもわたって繋がり続けていくことが、地域医療を担うものとしての責務であろうと思います。
平成27年にこれまでの上屋敷町から小川町へと病院を新築移転致しました。これまで約半世紀にわたってお世話になった場所を離れる決断は非常に重いものでありましたが、施設の老朽化という理由だけではなく、これからの地域の高い医療ニーズに応えていくため今回の移転となりました。
私は亡き父からこの病院を受け継ぎ、新しい病院へと移ることになりました。
父が診ていた患者さんを今は私が診ています。場所が変わっても、町医者として一つ一つの繋がりを大切にすることは変わりません。地域の皆さまと繋がり続けていける病院を目指し、これからも日々邁進していきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。