【法人内学術集会を開催いたしました】
3月21日法人内学術集会を無事執り行うことができました。
演題は6つですが、当法人らしく様々な領域から、様々なテーマで発表が行われました。
又、特別講演では認定NPO法人抱樸(ほうぼく)
理事長 奥田知志 先生をお迎えして「伴走型支援」をテーマにお話を頂きました。
今回奥田理事長にお話いただこうと考えた理由は、現実社会の変化に私たち自身が直面しているからであります。
様々な事業に取り組んでおりますが、常にぶつかる「一体どうしたら良いのか?どこがゴールなのか?」という問い。
複合的課題(何らかの単一の課題ではなく、暮らしの課題や関係性の課題等が複雑に絡まった状況)が常に目の前にある中で、解決方法を考えること自体にどこか現実感が無い場面も存在します。
そんなとき、奥田理事長は「まず繋がろう」と言います。
解決策という一本の太いロープで助けるよりも、細い糸を100も200も束ねる、そんな繋がりが増えることですぐに答えがみつからなくても、何とか生きていくことができる。
そういう関わり方も大事であるとのことでした。
厚労省においても伴走型支援が今後の地域共生社会実現のため、重要なキーワードであることを示しています。
私たちも今の社会状況を正確に理解したうえで、制度という枠内支援も大切にしつつ、それだけでは解決しない現状に対しどこまでやれるのか。そしてやるべきなのか。
今後も模索していきたいと思います。