在宅部感染研修会が開催されました。
テーマ:手洗い
手洗いの目的
*感染成立の輪を遮断することが必要なため
・病因→病原巣→排出門戸→伝播経路→侵入門戸→感染性宿主
手指衛生とは手洗いと手指消毒の総称
①手洗い:水と普通の石鹸あるいは殺菌剤を含む石鹸による手洗い
・手指に見える汚れがある時や血液・体液などが付着しているとき
・食事・トイレ後
・下痢・嘔吐をしている利用者に対してのケアを実施したとき
・速乾性手指消毒剤を数回使用した後に、手がべたついたとき
②手指消毒:アルコールを主成分とした製品を用いた手指消毒
・目に見える汚れがない場合
③速乾性手指消毒を用いた手指消毒の主なメリット
・水と石鹸による手洗いより手指衛生の効果が高い(約5倍の効果)
・時間短縮が出来る
・手洗い設備が不要である(いつでもどこでも手指衛生ができる)
・保湿成分が添加されている為、流水と石鹸による手指衛生より手荒れを起こしにくい。
*目的に合ったレベルの手洗いを厳守することが求められる。
日常的手洗い 汚れや通過菌の一部を除去する 食事前・トイレ後
衛生的手洗い 通過菌をすべて除去する 医療行為や看護・介護の前後
講義後は、それぞれ手洗いをして
ブラックライトで自分の手洗のくせを
自覚して日頃の業務に活かしてください。