気血水の中で全体をコントロールする役割をもっているのが、生命エネルギーである「気」です。この「気」の調子が狂っている状態、「気」の働きが不足している状態のことを「気虚」と言います。
「元気」「やる気」「気力」などの「気」が不足して弱っている為、何をするにも力が出ず、仕事や外出、スポーツをしたり遊んだりするのも億劫になっている無気力状態です。ストレスの多い働き盛りの年代によく見られる「やる気が出ない」という状態などは、気が不足している恐れがあります。 気は自律神経をコントロールして食べ物を消化・吸収する機能にも関係しているため、気虚は消化・吸収能力の低下に繋がります。 その結果、食欲不振など栄養状態が悪化し、様々な活動力が低下します。他にも倦怠感や疲労感、めまい、立ちくらみといった不調や、免疫力の低下から風邪を引きやすくなるといった症状が表れます。 |